幸せ感:健四郎代議士の話とフィンランドの教育
松浪健四郎代議士は、今夜の国政勉強会で、「幸せとは、お金で測れるものではなく、家族みんなで食卓を囲めることではないか」と言われました。これは万国共通ですね。非常にわかりやすい答を用意してくれたなあ、と思っています。
では、どんな教育を受ければ、幸せを感じやすくなるのか?
昼、インターン生にフィンランドの教育についての本を要約してもらった。
教育費は無償、就学前一年の保育もタダ。教員は大学院卒で社会的ステータスが高い。
受験競争は存在せず、留年しても社会的に全く恥ずかしくない。
虚栄心のために勉強するのではなく、「好き」だから教育を受け、きちんと理解してから次の学年に進む。 その他、書けばきりがない。
比較すると彼の国は、個人の成長を重んじ、日本はグループとしての平均値の向上に重点をおいています。受験競争というゴールが設定されているので、平均レベルが詰め込み的に上がるからです。
幸せ獲得の手段の一つが教育ですが、この面では明らかにフィンラントに分があるでしょう。
しかし離婚率・失業率はフィンランドの方が高く、家族を支える屋台骨の安定感では日本に分があるのでは。
ただ、政治的・社会的目標が、国家の発展よりも個人の幸せ追求にシフトしようとしており、よって、時間がかかっても少しづつでもフィンランド型に教育システムを作り変える必要を感じます。


PISA型読解力でフィンランドがTOPです。私はTOSSという民間教育団体に所属していますが、2年ほど前から、フィンランドに追いつけるような学力を日本の子どもたちに付けるために、国語算数について、PISA型読解力育成スキルというテキストを作りました。
国語では、
要約・要旨スキル
対話・討論スキル
分析・総合スキル
表・グラフ・図解読み取りスキル
など、20冊ほどあります。
もちろん低学年向きには
よみとりくん
ひとことくん
などもあります。
このテキストが日本全国に広がり、学校で家庭で活用されると、大きな力が付くと思っております。
今年から新学習指導要領の移行になります。国語では古典や伝統文化、暗唱など新しい学習が入ってきます。
算数では2年生に分数、面積、体積が入ってきます。
しかし、新学習指導要領に対応した教材や授業方法はまだまだできていません。
上記のテキストがその一役をになう日が必ずあると思っております。
フィンランドの国語のテキストをみると、
教材文があり、5,6問の問題も書かれています。日本の教科書にはこのような問題は書かれていません。
教師がすべて指導するようになっています。そうすると、新任の教師はどのような授業をすればいいかわからず、登場人物の気持ちばかり子どもに聞くような授業になったり、わかりきったことを聞くような授業になったりします。
また、作文の時間は極端に少ないのが現状です。作文は週1回は持たないと子どもたちに表現力がつきません。
また、算数では教科書を使わず、プリントで授業をしている先生もいます。
教科書には計算の過程や絵、図などがわかりやすく書かれていて、教科書を使えば、算数の苦手な子も理解できるのにプリントでやるので、理解できない子がたくさんいます。
教科書を使って、教科書の問題を2,3回繰り返しやれば、できない子でも70点は取れるようになります。
ところが現在、そのようなことができていません。
このように日本の教育にはまだまだフィンランドに追いつけない要素がたくさんあります。
政治家の先生方にもこのような現状を理解していただきたいと思い投稿しました。
投稿: 松藤司 | 2009年3月28日 (土) 07時34分
日本国内の工場で製造される製品の品質は世界のトップレベルです。トヨタなどに代表されるように、「カイゼン」に経営者、従業員が一体となって取り組んできた会社ほど品質は高い。
教育と製造業を比較するのは、誤解を招く恐れがありますが、教育界の品質、つまり教材や授業方法の品質については、製造業の「カイゼン」に多くを学ぶ必要がありそうですね。
日本の力を持つ親たちは、公教育の見直しに力をいれず、塾に投資することに力をいれすぎたかもしれません。
ご指摘、ありがとうございます。
投稿: matunami | 2009年3月28日 (土) 23時37分